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飼い主が亡くなった犬|終活におけるペット問題を解決する4つの方法

終活

現在一人暮らしで犬を飼っているけれど、自分がもし不慮の事故や病気によって急に死去してしまったらどうしようと考えることはありませんか?

この記事では、このような愛犬に関する悩みをお抱えの方が、生前に行える対策を紹介いたします。

飼い犬を守るために考えられる手続

自分が死んでしまった場合に、残された愛犬を守る手段として挙げられるものは以下の4つです。

  • 遺言書によって遺贈する
  • 公的機関に相談する
  • NPO団体に相談する
  • 老犬ホームに相談する

遺言書によって遺贈する

遺言書の作成例

遺言書は、15歳以上で行為能力(法律行為を自己で行うことができる能力)を有していれば何人でも作成することができます。

そもそも、遺言書によって自分の愛犬の飼い主を定めることができることを知っていた方は少ないのではないでしょうか?遺言書で記載する財産のイメージとしては預貯金や不動産、車などの財産が多いですからね。

実は、飼い犬も遺言書によって相続や遺贈させることができます。理由は法律上では、犬や猫などのペットは「動産」として扱われているからです。ちなみにこれらのペットの承継を指定された者は取得を拒否する選択もできるので、必ずその人が飼わなければいけないわけではありません。

負担付で遺言書を残す場合

遺言書で飼い犬を遺贈する場合、遺贈予定者に対して飼い犬を愛情をもって飼育させることを記載することもできますし、飼い犬が死んだ後の埋葬を義務づけることもできます。

さらに、このように負担付で遺贈を行う場合には、遺言執行者等に遺言内容を実現させているかどうかを監督させることもできます。仮に、遺贈者が負担義務を果たさない場合には、相続人や遺言執行者は履行を催告したり、遺贈の取り消しを行うことができます。

【関連ページ】
›遺言執行者ってなに?どんな人がなれるの?
金山さん
金山さん

遺言書によって愛犬の次の飼い主を指定することができるのですね。では、遺贈者が遺贈を拒否した場合や次の飼い主が見つからない場合にはどうするんですか?

田中先生
田中先生

いい質問ですね。やはり全員が飼い主になってくれるとは限りません。そういった場合の相談先を見ていきましょう。

公的機関に相談する

動物愛護担当に連絡する

大阪府では、動物の愛護について熱意や見識のある方を対象に、ボランティアとして動物愛護推進員を委託しています。愛護推進員では下記のような活動を行っています。

  • ペットの愛護と適切な飼育の重要性に関する啓蒙活動
  • ペットのみだりな繁殖を防ぐための助言や支援
  • ペットの所有者の求めに応じて行う譲渡のあっせん支援
  • ペットの飼育と愛護に関する施策に関する協力
  • 災害時のペットの避難、保護施策の協力 等

活動の概要を見る限り、ペットの譲渡に関するあっせん活動も見受けられるので、これらの担当に連絡するのも良いでしょう。

【問い合わせ先】
 大阪府 環境農林水産部 動物愛護畜産課
 Tel 06-6210-9614
(平日9時00分から18時00分)

【関連ページ】
›大阪府動物愛護推進員・協議会

他の都道府県の方は、「動物愛護推進員 都道府県・市町村」で検索してみてください。

おおさかワンニャンセンター

 「おおさかワンニャンセンター」とは、動物の愛護や適切な飼育管理を実現させることや、ペットを大切にする気持ちを社会に広めることを目的に設立されました。

主な活動は以下の通りです。

  • 野犬や放し飼い犬の対応
  • 失踪した犬や猫の受付や照会
  • 犬や猫が飼えなくなった場合の譲渡
  • 犬とのふれあい活動
  • 狂犬病予防や動物愛護に関する知識の普及活動

こちらの活動にも犬や猫が飼えなくなった場合の譲渡に関する活動をしているので、連絡してみるとよいでしょう。また、大阪府内で飼えなくなった動物の新たな飼い主を見つけるための、マッチングサイトもあるようですので、よければ関連ページよりご確認ください。

【問い合わせ先】
おおさかワンニャンセンター 
Tel 06-6685-3700
〒559-0021 大阪市住之江区柴谷2-5-74
(地下鉄四ツ橋線「北加賀屋」下車、3号出口西へ徒歩20分、又は市バス「柴谷二」下車西へ徒歩3分)

【関連ページ】 
›おおさかワンニャンセンターのご案内
›人と動物を「つなぐ」マッチングサイト

NPO団体に相談する

ペットの引き取りに関する活動は公的機関以外にも民間の企業も活動しています。代表的な活動機関の1つとしてNPO団体が挙げられます。

NPO法人SPA

特段の事情によりペットが飼えなくなった場合に、条件付きでペットを引き取っていただけます。特徴として、引き取っていただく際に保護費用として30,000円の支払いをしなければいけないことや、引き取りは自己都合ではなく正当な理由が必要などの制約があります。

活動の内容については以下の通りです。

  • 殺処分の対象になっている犬猫達の命をつなげる活動
  • 全国各地の動物愛護センターと連携をとり、ドリームボックスの稼働停止の実現目標
  • 保護犬、保護猫の正しい日本文化構築
  • 動物と接することで、人の優しさを構築
  • 犬や猫と暮らしている方々のサポート
【関連ページ】 
›犬や猫の引き取りをご希望の方に

NPO法人はぴねすDOG

活動の内容については以下の通りです。

  • レスキューした犬たちを一般家庭で保護する活動
  • 譲渡できる犬・殺処分ゼロの寄与活動

どのNPO団体でも、愛犬の里親や保護犬の譲渡など様々な活動をしています。ほとんどのサイトでは、ワンちゃんの情報や写真などが記載されているので、譲渡を受けることを考えられている方は一度目を通してみてください。

また、飼い犬の里親探しや譲渡を活動の主軸としているNPO団体は日本全国に数多くあります。まずはお近くのNPO団体で検索してみてください。

【関連ページ】 
›NPO法人はぴねすDOG

老犬ホーム

老犬ホームとは、飼い犬が老犬となり介護が必要になったシニア犬を預かりまたは譲り受けしていただける施設のことです。人間でいう老人ホームですね。

このような施設では、下記の様な理由により老犬の介護が難しくなった方に対してサポートをしています。

・痴呆による夜鳴き
・寝たきりになり、介護方法がわからない
・老犬介護による疲労がたまっている

老犬ホームの特徴として、多額の金額がかかることがあげられます。1日の相場は5000円~10000円と高いので、お金に余裕のある方は老犬ホームへの預かりや譲り受けを検討すればよいでしょう。

以上が愛犬に関する悩みをお抱えの方が、生前に行える4つの対策でした。
ここまでお読みいただきありがとうございます。

飼い犬の遺贈に関する遺言書の作成や添削は

弊事務所では遺言書の作成も専門としています。今回の記事をみて友人などに自分の飼い犬の世話をしてくれそうな方がいる場合には遺言書を作成する必要があります。

通常の契約書では、法的効果は望めません。自分の死後の意思表示を行う手段は遺言書しかできません。次のような方はぜひご連絡ください。

  • 遺言書を作成したので、有効性を確認してほしい
  • 遺言書を作成したので、添削してほしい
  • 遺言書を作成したいが何を書くのかわからない
  • 遺言書作成のサポートをしてもらいたい

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