2022.05.28
NTTドコモの解約・承継手続
携帯電話の契約者が死亡した場合に、契約をそのままにしておくと相続人は携帯の基本料金を支払い続けなければいけません。そのため、被相続人(故人)が携帯を契約していた場合には、解約や、承継の手続(携帯の名義変更)が必要となります。これらの手続は一般的に、相続が発生してから1か月~2か月後くらいに行われるのが一般的です。
相続が発生してすぐに携帯を解約してしまうと、被相続人の知人から連絡があった場合に、連絡がつかず、相手に心配をかけてしまう場合があります。携帯を解約する時期は、なかなか難しいかもしれません。しかし、様々な事情を考慮したうえで行うようにしましょう。この記事では、NTTドコモの相続による解約や承継手続について解説しております。
NTTドコモの解約手続について
ドコモの解約手続を行うための場所や手数料、必要書類は以下です。
◆場所
全国のドコモショップ
◆手数料
手数料はかかりません。
◆必要書類
- 死亡の事実が確認できるもの(例 住民票の除票、除籍の表記がある戸籍謄本等)
- ドコモUIMカード/ドコモeSIMカード(わからない場合は携帯をそのままお持ちください)
- 本人確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)
(死亡の事実が確認できるもの)
住民票の除票:死亡等の理由により住民登録が抹消された住民票のことをいいます。住民票の除票は故人が亡くなる前に登録していた住所地を管轄する市区町村役場で取得することができます。なお、故人の相続人は亡くなった方の住民票の除票を取得することができます。
除籍の表記がある戸籍謄本(除籍謄本等):戸籍謄本に記載のある者が死亡した場合、戸籍謄本の氏名の横に【除籍】と記載されます。相続の手続では故人が亡くなったことを証明するために除籍と記載のある戸籍謄本が必要となります。なお、戸籍謄本に記載のある者全員が死亡等の理由により除籍となった戸籍のことを除籍謄本といい、除籍謄本も故人が亡くなった証拠として相続手続に用いることが可能です。
◆手続の流れ
1.契約者が亡くなった旨と、契約解除(承継)の旨を最寄りのドコモショップに電話等で連絡します。その際に、来店できる日を予約しておきましょう。ちなみに通常携帯の解約や承継手続は郵送で行うことができません。
2.上記の必要書類を持参し、予約した日にドコモショップに行きます。
3.持参の書類を提出し、必要書類への記入を行います。
4.後日、解約月までの利用料金について、請求書が届くので支払って手続完了です。
※dポイント/ドコモポイントは、解約されますと失効します。
NTTドコモの承継手続について
◆場所
全国のドコモショップ
◆手数料
手数料はかかりません。
◆必要書類
- 契約者の戸籍謄本(戸籍抄本)
- 契約者と承継者の関係が分かる戸籍謄本(戸籍抄本)
- 携帯を承継する方の身分証明書
- 利用者の身分証明書(契約者と使用者が違う場合)
- 支払いに必要な物(クレジットカード、キャッシュカード、預金通帳と届出印等)
◆手続の流れ
1.契約者が亡くなった旨と、契約解除(承継)の旨を最寄りのドコモショップに電話等で連絡します。その際に、来店できる日を予約しておきましょう。通常携帯の解約や承継手続は郵送で行うことができません。
2.上記の必要書類を持参し、予約した日にドコモショップに行きます。
3.持参の書類を提出し、必要書類への記入を行い手続は完了です。
NTTドコモの解約手続はお任せください
日中は仕事が忙しくてドコモショップに立ち寄る時間が無い方や、時間はあるけど面倒と感じている方は、大倉行政書士事務所にお任せください。
NTTドコモでは、通常携帯の解約について代理で行うことができます。ただし例外もあり、ドコモショップによっては代理による解約手続を受け付けていない店舗もあります。そのため、弊所が一度ドコモショップに問い合わせしてからのご依頼となりますので、ご了承ください。
なお名義変更についても、特に規定はあるませんが、一般的には親族や相続人以外には名義変更できないものと思われます。
ドコモの解約・承継手続→こちら